税理士変更

事業主の約3割が経験した税理士契約の解約、解約理由になった不満ランキング

  • 税理士に不満があるけど解約してもいい?
  • これぐらいの不満はがまんすべきなの?

とお悩みではないですか?

税理士・会計事務所向けに税務会計ソフトを提供するミロク情報サービスがアンケートした結果によると、じつは、

事業主のうち税理士への不満があるのは全体の3割。大多数の7割は不満はないという回答結果があります。

会計事務所白書【事業主編】

あなたが税理士に不満をもつということは、あなたの顧問税理士が少数派、少し変わっているのかもしれません。

とはいえ、不満といってもどの程度か?他の人たちは税理士にどんな不満をもっているか、気になりますよね。

そこで、あなたが持つ税理士への不満は解約理由になるのか?

その基準を知るために、

上述のミロク情報サービスのアンケート、「税理士契約の解約になった理由」のランキングを税務の実務に通算18年従事した業界経験者視点で分析しました。

さらに税理士変更で知っておきたい内容も含めて、この記事では

この記事の内容

✅税理士への不満ランキング

✅税理士変更は珍しいことではない

✅税理士変更で失敗しないポイント

といった内容をお伝えします。

最後まで読んで「税理士への不満に対するモヤモヤ」を解消してください。

税理士に不満があるなら契約は解約すべき

税理士に不満があるなら、その不満の原因を伝えて改善してもらうのがベストです。

とはいえ、
気まずくなるのはイヤだし、改善が期待できない不満もありますよね。

私の経験上、税理士契約については、
「税理士はコロコロ変えるもんじゃない」という意識からか、けっこうガマンしている人が多いように感じます。

そもそも、税理士業もサービス業なので、不満があれば解約すべきです。

お金をはらってストレスを買うようなことになっていては本末転倒です。

そうは言っても「解約」する基準のようなものがあると、判断しやすいですよね。

みんなどんな理由なら解約しているのか知ると精神的にも楽です。

税理士への不満ランキング

以下のランキングにある解約理由があなたのものとほぼ同一なら解約してもいい基準になりますよね。

このランキングは、税理士・会計事務所向けに税務会計ソフトを提供するミロク情報サービスがアンケートした結果を集計したものです。

会計事務所白書【事業主編】

第1位 コミュニケーション 46.7%

コミュニケーションといっても幅広いので、主な理由をまとめると、

  • 税理士が偉そうに言う、同じことを何回も聞いてくる
  • コミュニケーションがとれず誤解が多い
  • 年1回しか連絡がない、訪問がない

となっています。税理士の態度やサービスへの取り組み姿勢もふくめた広義のコミュニケーションですね。

こちらの記事でくわしく解説しました。

税理士の解約理由になった不満ランキング【第1位】コミュニケーション46.7%

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第2位 税務署・トラブル対応 15.6%

「税務署・トラブル対応」というと、わかりにくいですが、以下の内容がその主な理由です。

  • 常に税務署よりのスタンス・税務調査で戦ってくれない
  • 税務調査の段取りが悪く、調査官の心証を悪くした
  • 税務調査の対応がいい加減

税務調査での対応や、どちら側に味方しているのかといった立ち位置などが主な内容です。

くわしくはこちらの記事を参考にしてください。

税理士の解約理由になった不満ランキング【第2位】税務署・トラブル対応15.6%

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第3位 対応・連絡の遅さ 13.3%

対応・連絡の遅さなので文字どおりですが、一応内容を掘り下げると以下のようになります。

  • 連絡や依頼した業務・質問の回答が遅い
  • 税理士資格を持たない担当者で回答が遅い
  • IT化が遅く、手作業。また、会計資料がわかりにくい

少数派ですが、事務所自体のIT化ができていないことも含まれます。

こちらの詳細記事も合わせてご覧ください。

税理士の解約理由になった不満ランキング【第3位】対応・連絡の遅さ13.3%

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第3位 アドバイスに関して 13.3%

有用なアドバイスがないことに関する不満です。内容を掘り下げると以下のようになります。

  • うちにとっていい情報ややり方を教えてくれない
  • 節税のアドバイスがない
  • 相続、事業承継の知識が少ない、期待した対応じゃなかった

 

税理士変更はめずらしいことではない

あなたが税理士に抱く不満は、上のランキング内にありましたか?

上のランキングは「解約に至った理由」のランキングなので、ランキング内にあれば、それは立派な解約理由です。

でも、税理士変更ってめったにしないものなんじゃない?

と思っていませんか?

じつは、今や税理士変更はめずらしいことではありません。

下のグラフは前述の税理士向けの会計ソフトを扱うミロク情報サービスのアンケートですが、

事業者のうち約3割は税理士の解約を経験しています。

 

さらにもう少し掘り下げると、

税理士との間でトラブルに発展するような不満に思った経験があると答えたのも全体の3割の事業者でした。

上の二つのグラフから見ると、「税理士対応に不満に思った経験がある」割合と、「税理士との契約を解約した経験がある」割合とがほぼ同じです。

税理士対応の不満は、ほぼ契約の解約につながることがわかりますよね。

つまり、税理士変更は全然、特別じゃないってことなんですね。

とはいえ、「税理士変更しても、また、同じような税理士になるんじゃない?」と思ってませんか?

じつは、その確率はすっごく低いです。
なぜなら、グラフで見たとおり、税理士とのやりとりで、

不満に思ったことがあるのは、28.8%
不満に思ったことがないのは、71.2%

7割の人が不満に思っていないということなんですね。

つまり、不満に思えない税理士の方が圧倒的に多いんです。

なので、これまで、あなたが契約していた税理士がけっこう変わっているのかもしれません。

税理士変更で失敗しないポイント

税理士変更を考えても躊躇してしまうのは、「失敗したらどうしよう」という不安からではないでしょうか?

確かに、次の税理士が見つからず、そのせいで決算が遅れることになったら困ります。

そこで、税理士事務所勤務時代から、税理士契約の解約も、別の税理士から乗り換えの契約も経験してきた私がポイントをお教えします。

税理士変更を成功させるためには、この2つのポイントを抑えれば大丈夫です。

ポイント

■次の税理士を先に決めてから、解約を申し出る

■税理士の解約時の断り方に注意する

次の税理士を先に決めてから、解約を申し出る

次の税理士が決まらないまま、今の税理士を解約すると、

✅決算までに決まらなければ、決算が組めず、税務申告、納税などが遅れてペナルティが課される。

✅税理士不在の期間に税務調査などになれば、立ち会う税理士がいない

などのリスクがあります。

そうならないためにも意外かもしれませんが、順序は、

➊先につぎの税理士を探す
➋今の税理士に解約の申し出をする

となります。

税理士の解約時の断り方に注意する

税理士に解約を申し出る際、場合によっては「本当の理由」を言わない方がいいです。

本当の理由とは、あなたが税理士に抱く不満ですが、言い方によっては、言い争いの原因にもなりかねません。

できれば、波風立てずに解約する方が得策です。
とはいえ、どう断るのか?

じつは、税理士業界では「鉄板の断り方」があります。

その鉄板の断り方や、税理士変更の失敗しないポイントをこちらの記事でくわしく解説しました。ぜひご一読ください。

税理士変更でおさえておきたい3つのポイントと、よくある4つの疑問

続きを見る

 

まとめ

税理士に対して次のような不満がある場合は、それは立派な解約理由です。

コミュニケーションの不満

  • 税理士が偉そうに言う、同じことを何回も聞いてくる
  • コミュニケーションがとれず誤解が多い
  • 年1回しか連絡がない、訪問がない

税務署・トラブル対応の不満

  • 常に税務署よりのスタンス・税務調査で戦ってくれない
  • 税務調査の段取りが悪く、調査官の心証を悪くした
  • 税務調査の対応がいい加減

対応・連絡の遅さの不満

  • 連絡や依頼した業務・質問の回答が遅い
  • 税理士資格を持たない担当者で回答が遅い
  • IT化が遅く、手作業。また、会計資料がわかりにくい

税理士変更は、事業者のうち約3割が経験していて、今や珍しいことではありません。

ただし、税理士変更を失敗しないためには、次の2つがポイントです。

ポイント

  • 次の税理士を先に決めてから、解約を申し出る
  • 税理士の解約時の断り方に注意する

税理士業もサービス業なので、不満があれば解約すべきです。

お金をはらってストレスを買うような状態にならないよう勇気ある決断を!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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