確定申告 経費

せどりの確定申告の領収書、レシートはダメ?税務調査ではどうなる?

2020年11月1日


せどりで確定申告するとき、領収書ではなくレシートじゃダメ?
毎回領収書もらわなくてはいけないの?
ネットで仕入れてクレジットカードで払った場合は?

 

という疑問に

税務の実務に通算18年従事した元税理士事務所職員の私がお答えします。

この記事でわかること

せどりの確定申告の領収証はレシートでも良いのか?
税務調査ではどう扱われるのかが分かります。
また、税務調査で、調査官からの疑いを払しょくする裏ワザもお伝えします。

結論:領収証じゃなくて、レシートでもよい

結論から言うと、

領収証じゃないとダメということはなく、
レシートでもOKです。

要は、日付、相手先、金額、払った内容が明確なことが大事で、
それを満たしているレシートであれば問題ないです。

ポイント

日付、金額、相手先、支払った内容が明確にわかること

領収証じゃなくレシートで税務調査は大丈夫か?

これまで、私は100件超の税務調査に立ち会いましたが、
領収証じゃなくレシートってことが問題になったことは1度もないです。

調査官から、「領収証を見せてください」と言われると、
台紙に貼った領収証を提示します。

もちろん、その中に領収証とレシートが貼られていますが、
「領収証」じゃなく「レシート」であることは、話題にも上りません。

それは、上で述べたように
日付、相手先、金額、払った内容が明確なことが大事だからなんですね。

ネットでクレジットカード払いでレシートがないとき

ネットで経費の支払いをすることもありますよね?
その場合、レシートが発行されません。

クレジットカードの場合、
クレジットカード会社が支払日前に締めごとの明細を発行してくれます。

じつは、税務上の保存書類としては、
このクレジットカード会社の明細だけでは不十分です。

なぜかというと、、

クレジットカード会社の明細は、日付、金額、支払先の明示はありますが、
「支払った内容」が分かりません。

領収証をPDFで発行してくれるところもありますが、
それもできない場合もあります。

そんなときはどうするのか?

そんな場合は、次の二つがおすすめです。

・メールで送られてくる明細を印刷しておく
・購入時に決済直後の支払内容の画面をスクリーンショットしておく

上の二つは、領収証ではありませんが、
どうしても、領収証が入手できないときなど、

「客観的な書類」としては有効です。

領収証、レシートの保存方法

領収証は何に貼る?

領収証を貼る台紙は何でも構わないのですが、
今まで、見た中で賢いなぁと思ったのは、「雑誌」です。

A4のコピー用紙に貼って保存する場合、
閉じたり、つづったりの手間がかかるけど、
雑誌ならその手間がないです。

でもこの方法
税務調査を考えると、避けてほしいことが一つあります。

それは「自分の趣味の雑誌」です。

たとえば、ゴルフの雑誌を台紙に使っていれば、
雑誌を購読するほどゴルフが好きなことが分かります。

そうすると、調査官は、
「経費のうちゴルフ関連にはプライベートなものがある」
という視点で見るようになります。

なので、趣味傾向の強い雑誌しかないなら、
「コクヨのスクラップブック」などの
台紙を買った方が無難かもしれません。

領収証の貼り方

意外と迷うのが領収証の貼り方です。
よく相談を受けるのがこの二つ。

①重ねて貼っていいのか?

②順番はどうするのか?

それでは、一つずつ見ていきましょう。

①領収証は重ねて貼ってよい

領収証は重ねて貼ってよいです。
重ねて貼ると下の画像のようになります。

このとき、領収証上部だけをのりづけすれば、めくれば、下の領収証が見えるので何の問題もありません。

これまで、たくさんの領収証の綴りを見てきましたが、多くの人がこのやり方です。

②順番は日付で並べるのがよい

領収証を貼るときの順番、これは日付がおすすめです。

他に順番としては、帳簿の科目順というのがあります。
「交際費」「旅費交通費」「雑費」など勘定科目で分けていくやり方です。

なぜ、日付順がいいかというと、
勘定科目は状況によって、分別が分かれることがあるからです。

たとえば、事業を開始した1期目は、車での移動はわずかで、
金額も微々たるものだったので、「雑費」にしていた。

ところが2期目から車移動が主になり、経費も掛かるので、
車関連は「車両費」の科目で計上することにした。

など、規則性がなくなる可能性もあるので、
そこにいくと日付であれば、ずっと一貫性が保てます。

税務調査では調査官は領収証を疑いの目で見ている

ここまで領収証についてお話しましたが、
これは、何のためここまで用意周到にするかというと、
ズバリ税務調査のときに「とがめられないように」です。

ところで、あなたは
税務調査で調査官は疑いの目で見ていることをご存知ですか?

たとえば、領収証にしても、
プライベートなものは、領収証台紙には貼りませんよね?

事前に整理しているので、領収証台紙にあるのは、
「事業用のものでプライベートなものはない」

でも、そう思っているのはあなただけです。

調査官は、あなたとは全く逆の視点でこれを見ています。

この領収証台紙の中にプライベートなものがあるはず

と思っているんですね。

これじゃ、ちょっと不本意ですよね?
まじめにやっているのにスタートから不利な感じです。

とはいえ、他人を操作することはできないので、
「しょうがない」と思っていますか?

ところが、、、
この疑いを晴らす方法があるんです!

これは、私が税理士事務所勤務時代、クライアントにアドバイスしていた裏ワザなんですが、どんなやり方かというと、、、

事業用のものとプライベートのものを両方一緒に領収証台紙に貼り、プライベートのものに✕印をつけるという方法です。

下の画像を見てもらうとわかりやすいと思います。左がプライベートのもの、右が事業用の経費です。

で、プライベートのものに✕印をつける。これだけです。

 

 

もちろん、プライベートのものはここに貼っておくだけで、
経費としては計上しません。

✕印をつけるためのダミーの役割です。

こうすれば、
自分で経費計上の際に除外したという意思表示を見せることができます。

プライベートのものと事業用を分けることは、当然にすることですが、
領収証を貼る段階で外してしまっては、
その過程を形にできません。

なので、一回台紙に貼って、
帳簿に計上するときに、除外して✕印をつける。

こうすることで、
自分で除外したという証拠を残すことができます。

参考にしてみてください。

 

もし、あなたが税務調査に不安があるなら、こちらの本がおすすめです。

・税務署の弱み
・国税調査官が嫌がること
・税務調査の実態

を垣間見ることができます。

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